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英作文学習者の必携シソーラス(2008-08-22)本書は、外国人学習者の英語表現力向上を目的としていますから、単に同意語を提示するのではなく、同意語の使い方を懇切丁寧に説明します。たとえば、fame を引くと、同意語として、publicity・prominence・celebrity・stardom の4語が使用頻度順に列挙されていますが、これに PATTERNS AND COLLOCATIONS という欄が続き、これらの類語と結びつく前置詞、形容詞、動詞などが下記のように示されます。
・fame/prominence/celebrity as sth
・international fame/publicity/prominence/celecrity/stardom
・to achieve/shoot to fame/prominence/stardom
本書は、OALDを共通の意味を持つ語群ごとに並べ替え、これに文型とコロケーションの表示を加えて編纂されています。同意語を探したとき、それぞれの同意語について、その定義(OALDと同じ定義が多い)、例文(ほとんど新例文)、語と語の結びつき、類語の使い分け、語法上の注意などを一度に見ることができますので、類義語の意味を見比べながら適語を選べるだけでなく、類義語の共通点と相違点がよくわかります。英作文学習者にとって便利この上ない多機能シソーラスと言えます。
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語彙は十人十色(2008-07-30)語彙は,たとえばXとYという語があるとすると,それらは同じ意味だなどと学習者は覚えたりするものですが,XとYがまったく同じ意味であることはあり得ません。持っている意味の範囲に重なる部分があり,当然ことなる部分もあり,論理的な意味では同じと言えそうでも,その使える守備範囲が違っていたりするのです。この辞書は従来のthesaurusでは似た意味の語彙の羅列で終わっていたものを,英語を母語としない人のためにそれらの違いがわかるようにまとめたものです。OALDを基本としているので,例文は共通しているものが使われているようですが,語彙間の意味の違いがわかるような説明が追加されています。書籍の場合はインデックスで調べることになりますが,付属のCD−ROMに入っている辞書プログラムは検索が簡単で,書籍よりもこちらで調べることのほうが主に意図されて作成されていると思ってもよさそうです。欠点は語彙間の意味の違いがわかる反面,語彙数が限られていることです。発信するのに必要な語彙だけを対象として調べるのであれば十分かもしれませんが,受信の際に語彙の違いを知りたいという場合には役立たない可能性が多くなります。総合的にみれば,作文などで語彙を適切に使い分ける力をつけたいという学習者にはよい辞書だと思います。