はじめての“超ひも理論”―宇宙・力・時間の謎を解く (講談社現代新書)

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ユーザーによる口コミ・評価

平均評価: 4.5 / 15件のユーザーレビューがあります

3人中2人がこのレビューを参考になったと投票しています

評価: 5 先鋭的な理論(2008-03-30)

 従来の理論では、ビッグ・バン以前については何も説くことがなく、直後の超微細な時間に大変動が起こったことだけを論じている。これは不自然である。この理論は宇宙がビッグバンとビッグクランチを繰り返し、我々は凡そ50回目の宇宙に住んでいると言い、エントロピーの増大をその根拠にしている。宇宙の暗黒物質や暗黒エネルギの解明がなされていない現在、これ以上の証明は無理だろうが、この説は興味深い。四つの力の統合についても一歩進んだ解説がある。更なる理論の進展を期待したい。

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評価: 3 ヒモ(2008-03-20)

物理の分野って、なんか気難しそうで、普段なかなか立ち入ることができない。でも時間や宇宙の起源ってトテモ興味深い事だ。20世紀の物理の研究を、ザラーッっと流して読める。はっきりいって細かい説明ないし、難しい。でも読む価値がある本だとおもう。
そういやなんか最近はこの上を行く理論があるらしい。

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評価: 5 超ひも理論、素粒子理論、宇宙論に対する入門書として秀逸(2007-11-24)

素粒子と素粒子間に働く4つの力を統一的に記述できる究極理論の候補として最も期待されている超ひも理論の概観を知るには最適の入門書の一つとしてお勧めできます。大学生や一般社会人を始めとして、高校生や好奇心旺盛な中学生にもお勧めです。

超ひも理論は、素粒子と素粒子間に働く4つの力がいかにして規定されるのかだけではなく、「宇宙はいかにして生まれたのか」「宇宙の未来の運命は」「時間とは何か」などの物理学、否、人類が長年抱いてきた根本的な疑問に対して答えようとする極めて野心的な理論です。また、アインシュタインや湯川秀樹を始めとして統一理論を目指した多くの物理学者の苦闘の歴史も語られており、単なる超ひも理論の説明だけではなく、同時に素粒子物理学がいかに発展してきたかを知るにも良い本です。

しかしながら、最後の章「私たちは50回目に宇宙に住んでいる?」を読んで気分が落ち込んでしまいました。それは、著者の試論であるサイクリック宇宙論では宇宙は必ずビッククランチを迎え、全てが一度は無に帰するという試論を読んだ際です。例え人類が将来、どれだけ宇宙の根本を理解し、技術を発展させて人類生存を図り、太陽が赤色巨星となって地球を飲み込む危機を乗り越えたとしても、その先にビッククランチと言う避け得ない終局点が存在していると言う事に思いを馳せたときに、得も言われぬ無力感に襲われました。もちろんサイクリック宇宙論はまだ試論のレベルですので、私が今ここでこんなに落ち込む必要はないのですが。

いづれにせよ、超ひも理論、素粒子理論、宇宙論に対する入門書として秀逸ですので、一読されることを強くお勧めします。

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評価: 5 51回目はーー(2007-10-12)

 ドーデもいいことである。
しかし、50回目ということがとても明快でひもということばであらわすと
こんなにもわかりやすいのかと川合さんに敬意をあらわしたい。
 宇宙と創世記地球が大好きなわたくしはいつもNASAを見たりして
あちらでフォトンベルトだこちらでオゾンホールだと読むと気になり
まー自分の生きていられる領分ではない時代時間というのも非常に興味深く
「はじめての」とつくというのは、非常にロジカルの専門の方たちに
疎まれたりするが、果敢に出版、本になり宇宙ファンにはこたえられない
たのしい本でした。 
 みなさんもぜひ読んでください。
 
一読推薦いたします。

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評価: 4 宇宙・時間(2007-09-25)

魅力のある書である事は、間違いないです。

今、私たちが暮らしているのは、50回目の宇宙に住んでいる等、
読んでいて、ワクワクする書です。

しかし、イラストは分かり易いが、数式、記号等、
本書全体的に素人の私には難しかった感が否めません。

しかし、この書をスタートとし「宇宙」とはと、興味が湧いたのは
紛れもない事実です。