
平均評価: 4.0 / 8件のユーザーレビューがあります
ついに物語が動き始めた、かも。(2008-10-29)今まで大した盛り上がりも無く、ダラダラと続いてきたように見えるGシリーズですが、この巻からようやく話が動き始めたようです。もっとも、この巻で起こる新しい事件そのものは、日本各地で劇薬が混入された目薬が見つかるという現実でもありがちな事件のバリエーションに過ぎず、しかも適当に解決されて終わるので、特筆すべき点はありません。
ですが、それ以外で、今後の展開に影響しそうなエピソードや伏線がいくつもありました。例えば、Gシリーズ全体を通じて見え隠れする真賀田博士の影響力と思惑に対して、犀川教授や西之園さんが意外な見解を示したり、メインの大学生の中の一人が、もしかすると真賀田博士サイドの人間かもしれないと思わせる展開があったり(でも、あまりにもあからさまなので、結局は違うと思います)。とにかく、このシリーズの中では、個人的に初めて「読みごたえがあった」一冊でした。
ただ、今回出番が多かった加部谷さんですが、どうも読んでいて「可愛い」とか「けなげ」とかいうより、「ウザい」としか思えませんでした(苦笑)。作者の狙いなんでしょうか?
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海月くんだったのね(2008-10-07)ストーリィなんてあってないようなものです、森作品。
でもある意味彼の作品は麻薬のよう。
一度ハマったらからには最後まで見届けないと落ち着かない。
惰性で買い続けている、というのが私にとって本当のところです。
過去の作品に比べるとストーリィ構成も文章も手抜き。
彼はもう契約済みの作品を世に出したら筆を折ると宣言していますので
消化試合というか、読んでるほうが惰性なら書いてるほうも惰性なんでしょうかね。
でも、必ずどこか一ヵ所にものすごく心惹かれる一文がまぎれているのもまた森作品。
心の中で感じていながらうまく言葉に出来なかったことに出会えたりするのですよ。
本作では、恵美が海月くんへの気持ちに気付くところがそれでした。
山吹さんだと思っていたのにな。海月くんだったんだね。
本気で誰かを好きになるときって、胸が痛くなるんだった。
大人になったつもりで、ずっとそのことを忘れていましたが、久しぶりに思い出した気がします。
恋愛というテーマにフォーカスして読んでほしいです。
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世俗(2008-09-21) とても落ち着いた作品だと思います。森作品はすべて読んでいますが、文章が美しい。このシリーズでは、鋭利という言葉は当てはまりませんが、鈍いながらも真理がある様な感じです。
この一作だけでも、読み応えはあると思いますが、伏線の中の一つに過ぎないのです。これからの続編が楽しみなのですが、その反面怖いという感情もある、そんな複雑さのある感覚です。
もし、迷っているとしたら、最初にこの作品を読む事はお勧めはしません。出来ればS&Mシリーズから読む事をお勧めします。
10人中7人がこのレビューを参考になったと投票しています
森先生の作品が好きで買ってる人向けって感じ(2008-09-14)私は処女作「全てがFになる」から読んでいるのでこの評価です。
作中世界のリンクが様々なシリーズに貼られているため、最初にこれを見ても
何がなんだか分からないと思います。派手な事件が起こるわけでも
目を張るようなトリックがあるわけでもないので。
ただ、連続して読んでいると、作品間のつながりがドンドン濃くなっていき、
続きを早く読みたいという気分になります。
ハマると怖い一冊ですね。
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真賀田四季を巡る大河ドラマの様相(2008-09-14)Gシリーズ7作目は、毒物混入事件です。しかし、特にトリックがある訳でもなく、事件の詳細が語られる訳でもありません。Gシリーズの根底に見え隠れする真賀田四季の陰。ヒトをモデルにした壮大な実験そして新人類の創造。西之園萌絵はいいます。「なるべくかかわらない方がよい」と。それでも、事件を追求し続ける赤柳初朗とはなにものか?また、海月及介も謎めいています.いよい佳境に入るGシリーズ!次回が楽しみです.(1年以上先だそうですか・・・)
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