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関羽の心、そして三顧の礼(2008-12-09)1989年4月11日リリース。『孔明の巻』と『赤壁の巻(前半)』からなる。まさにこの巻は『三国志』全体のクライマックスとも言える部分だろう。特に劉備の家族を守るために曹操の元に身を寄せた関羽の一途な心に唸ってしまう。曹操のいかなる厚遇にも関羽の心は動かされない。一方、曹操の武人の心根にも感じ入る。正に男と男の世界である。
中間部でついに諸葛孔明が登場。ただその登場のさせ方に念が入っている。所謂『三顧の礼』をもって孔明を迎え、ついに劉備の周辺に『人』が揃う。そして孔明が一気にその全能力を知らしめる『赤壁』へと突入。まさに映画『レッド・クリフ』は最も『三国志』で濃密なここを題材としている。
おそらくは全中国国民にとって最も語られる史実はここではないか、と思える。その全容を余すところなく描くダイナミックな筆に唸るばかりだ。
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孔明登場!(2008-06-09)曹操は北方の袁紹を破り領土を一気に拡大。
その一方で劉備は有名な三顧の礼をもって遂に孔明を迎え入れます。
徐庶から孔明の名を聞きついに出会い軍師に迎え入れるまでのくだりはついつい時間を忘れ、夜を明かして読んでしまいました。
いよいよ孔明ひきいる劉備軍の快進撃が始まり、読み出したらとまらないおもしろさが加速していくのは間違いありません!
3人中3人がこのレビューを参考になったと投票しています
詩的なほどに美しい、曹操と関羽の覇陵橋での別れ(2007-04-23)「江東の小覇王」孫策が若くして病に倒れ、さらに若い弟の孫権が呉を引き継ぐ。中原に目を転じると、曹操が河北の袁紹を遂に滅ぼし、中華制覇の野望をその視野に入れる。劉備は国力、兵力ともに相変わらず微小で、天下から程遠い位置にありながらも、「三顧の礼」をもって、諸葛亮を軍師に迎え入れることに成功する。いよいよ、「三国志」の型が形成され始め、物語は佳境へ突入していきます。
この第四巻には、そうした歴史の激動とともに、この物語のターニングポイントとなる幾つかの印象的な邂逅と別離が描かれています。曹操と関羽の覇陵橋での別れ、曹操の姦計による劉備と徐庶の別れ、そして言わずもがなの「三顧の礼」。この中でもとりわけ、曹操と関羽の別離の様は、詩的といえるほどに美しく、息を呑みます。関羽の旧主劉備に対する不変の忠義、彼の武と義をあまりに愛するがゆえ、見送らざるを得ない曹操。彼はこうなることを分かっていながら、一縷の望みを賭けてひたすらに関羽を渇望し、そんな曹操の胸中を察する関羽もまた見事なまでの武人らしい信義を通した上で、袂を分かちます。曹操のような男に仕えたい、あるいは、関羽のような男を手中にしたい。男であるならば、ある種の羨望交じりにそう思わせる、個人的には三国志で最も好きなワンシーンです。
孔明はスゴイ!(2007-03-25)孔明登場。孔明が活躍する様が描かれ始める。これまでも、劉備だけでも素晴らしかったが、天才軍師が出てくることがいかに凄いことか、まざまざと見せつけられる。戦の読みは恐ろしく深い。
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孔明の登場!(2006-01-06)吉川英治の『三国志』はその「熱さ」において、他の作品と一線を画していますが、
この第四巻はまさに「いよいよだな」と手に汗を握る展開に期待を膨らませる巻です。
関羽好きにはたまらない、曹操のもとからの「決死の千里行」。
関羽のほれぼれとする行動も熱くていいのですが、
そんなに劉備っていい奴なの?と「人徳」というものを考えさせてくれます。
そして三国志の主人公(?)である諸葛亮孔明の登場。
劉備が「脾肉の嘆」にくれていたときに孔明を知り、
「三顧の礼」で丁重に軍師孔明を迎え、
「水魚の交わり」をもって理想を語り合い、
「天下三分の計」をもって赤壁の戦いに向かっていく…。
これぞロマン!
わくわくしながら一気に読み進む巻です。
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