
平均評価: 4.5 / 3件のユーザーレビューがあります
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白眉の書 悪魔の書(2008-05-12)著者が頭脳明晰で類稀なる先見性を有していることに疑いの余地はないと私は思う
その点で本書は一読の価値ある白眉の書であると賞賛したい
一方で著者は優秀な元証券マンだけあって自己の宣伝が非常に上手いとも思う
著者のポジションは万年ベアである
これはとくに日本人に多いメンタリティだろうが、保守性・慎重性を重んじる者にとって順風であるブルを謳うよりも、ある種斜に構えたベアを謳う方が説得力があり、かつ刺激的といえるだろう
”相場は波動である”という至極当たり前の前提を考えれば、著者の主張が的中する瞬間があるのはこれまた当たり前の帰結だ
しかしながらそれでも一定以上の確度で当てるのだからさすがといえるだろうし、素直にその先見性には驚嘆する
その点では大仰にいえば人心を大いに惑わす悪魔の書(失礼は承知である)といえるのではないだろうか
本書は他人の主観的な意見に惑わされずに客観性・論理性を基に自己の主張を創出することの大切さを確かめることができるというその一点にこそ価値があると私は考える
その意味で著者の先見性と部分的な誤りを検証し、自己の相場観の確立を目指す賢明なる投資家を目指す多くの方に一読を勧めたい
その一方で、著者の主張を鵜呑みにし、”終わりのはじまり”シリーズ等を短絡的に信奉し相場を張ろうとする(もしくは既に張っている)方には注意を促すとともに本書は読まないほうがよいと断じたい(時間の無駄だからである)
”相場を当てきる者など世界中に存在しない”
著者は神でもなければ、投資ならぬ透視ができる超能力者でもない
人並み以上の相場観を有しているが、只の人間である
17人中10人がこのレビューを参考になったと投票しています
透視の原点はここにあったのか!(2008-04-27) 非常識が常識に変わり、常識がどんどん非常識に変わる。松藤本の読者に共通することではなかろうか。
「終わりの始まり」三部作で述べられた「非常識」がいま、世界経済を見渡すと「常識」に変わっている。同じ事実を見ながら、どうして違う結果を導き出せるのか? 不思議に思う人は少なくないと思う。ならば、本書を読むがいい。なぜそう考えるのか? 頁下に記された130もの解説=謎解きを読めば、少しは著者の視点や発想を真似できるかもしれない。そういう意味で、本書は「投資家の教科書」でもある。私が一読して気づいたことは、世のエコノミストたちとは、見ている「事実」が少し違い、「解釈」は大いに違うということだった。投資は透視なんだな、やっぱり。
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未来を見透した男の処女出版が注釈付きで再登場!(2008-04-26)『ドル=80円と日経平均7000円を事前予言した男』松藤民輔の処女出版(1993)が、15年後の松藤自身の注釈付きで復刻出版された。15年前は「マンション転売でボロ儲け伝説」などのバブル景気がまだ色濃く残っていた時代である。その時既に「日本の近未来を予言(断言?)した男=松藤民輔」だ。私は「アメリカ経済終わりの始まり」(2006)以来の松藤本読者だが、今から15年前には『未来を見透す目』を持っていたことを改めて感じさせる本だ。投資&投機する人が必読の書であるだけでなく、「実際の経済の流れ」を知りたい人は必読の本だと思う。「株式崩壊と通貨崩壊は全くの別物」とか「金利が低い国に資金が集まる」などは、松藤本愛読者には常識であるが、かく言う私もついこの前までは疑惑の眼差しで読んだ記憶がある。【自分の財産を守りたい人】に是非是非目を通してほしい。
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