
平均評価: 3.5 / 29件のユーザーレビューがあります
メッセージを読み取る作品(2009-01-05)最近の伊坂作品はパターン化してるのでは?というレビューには確かに否めない。1冊の本を通して物語が完結していない、ゴール地点にて複数の糸が手繰り寄せられる感じがないというレビューにも否定は出来ないが、それは読み手側が何に重きを置くかで異なる。
文章から、言葉から何かを得たい、考えたい人にとってはとてもお勧めの作品です。私はゴールデンスランバーより好きですね。
面白いのかどうか・・・(2008-12-31)ゴールデンスランバーがとてもよかったので、こちらも読んでみました。
残念ながら、伏線の浅さや間延びしたストーリーに正直たいくつになりました。また主人公の奥さんの佳代子が異常に強く描かれていて、大の男を投げ飛ばすなど現実ばなれした設定に、なかなか感情移入できませんでした。
ただ、国家システムや自分の今の幸せについて普段考えることの少ないテーマを突きつけられ、一体何が善で悪なのか、いろいろな角度から複雑に解釈できる数少ない作品だと思いました。
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クリック、ドラッグ、検索(2008-12-12)勇気はあるか?
浮気を疑う妻に拷問を受ける
システムエンジニアの渡辺拓海
ある日受ける出会い系サイトの
仕事を境に変化する日常
きっかけは誰もが不明な部分に
差し掛かると行う日常的な行為
"検索"―。
前半部は意外と情報技術に
携わる人じゃないと不明な点が多い
魔王の続編ということもあり
安藤潤也や詩織、腹話術なども
登場しますが、テーマは別
魔王が統一されることの恐ろしさを
訴えるならば
モダンタイムスは細分化されること
構成されることの恐ろしさを
訴える作品だと思います
最後に主人公が言う
勇気の在処
すごく微笑ましたかったです
勇気はあるか?
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10年後に書いてもらいたかった。(2008-12-06)伊坂作品の中では総じて評価が低いようだが、そんなことはない。むしろ上位に入る作品だと思う。彼の作品を読み始めるといつも、彼独特の文章のせいか、ああまた同じような登場人物が同じように語り合っている、と思って少しげんなりしてしまうのだが、それでも最後まで面白く読ませる技量は特筆に値する。この作品では、その「伊坂節」が特に鼻につく。要するに物語に溶け込んでいないのだ。「魔王」のときにも思ったが、このテーマは「伊坂節」に合っていないと思う。しかし気になる点はそれだけ。物語自体はとても面白い。「伊坂節」がもっと熟成されるだろう10年後に、もう一度このテーマで書いてもらいたい。大傑作になるのではなかろうか。
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検索を躊躇したくなる、ちょっと怖い話です。(2008-12-06)「勇気はあるか?」
このフレーズからから始まり、最後まで飽きさせずに一気に読ま
せてくれるエンターテイメント小説です。
本書は、伊坂幸太郎の最新作。漫画雑誌モーニングで連載された
作品です。「魔王」の続編にあたりますが、それほど関連性もな
いので、単独でも楽しめると思います(世界観は似ていますので
きらいだった人には不向きなかも)。
ちょっと未来の日本を舞台に、主人公・岡本猛の公私ともにあま
りに不幸なな物語が展開されます。彼は、仕事上のトラブルから
事件に巻き込まれていきますが、「検索から、監視が始まる。」
の帯の通り、キーワードは”検索”。なんでもググる現代に対する
著者の警告とも言える監視社会が考えさせられます。
怖くて”播磨崎中学校 安藤商会”とはググれない人もいるかも。
社会問題は置いておいても、エンターテイメントとしても面白い
です。ただ、「ゴールデンスランバー」とは違って、最後の爽快
感がない(わざとだと思います)ので、星4つとしました。
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