
平均評価: 5.0 / 7件のユーザーレビューがあります
運命の出会い(2008-10-16)この本にもっと早く会わなくて良かった。
もっと早くあってたら臨床心理士を目指しちゃってたかもしれない。
この本を読んでると何度も背筋がぞくぞくした。
怖いってわけじゃないけど恐ろしい。
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ユング心理学による昔話の解釈(2007-07-20)本書の最初に出てくる昔話は「トルーデさん」。たった2ページの話だが衝撃の結末に目を疑う。これを河合隼雄はユング心理学の元型の一つ『グレート・マザー』の暗黒面の現れと解釈している。
昔話もこういう見方をすれば、より深くそして怖ろしいものだと思い知る。
この本を読めばユング心理学が概観できるので何度も読み返したい。
著者のご冥福をお祈りしつつ、星5つ。
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物語を通した無意識との対話(2007-05-19)京都大学教授でユング心理学者の河合氏による昔話の解説で、
特に昔話から読み解ける人間の本質的思考パターンについて分析されています。
エディプスコンプレックスや母親殺し、母性/父性性の内在や性意識の目覚めなど、
人間の無意識に共通する元型が広く知られている物語から見出されています。
すらすらと読み流すこともできますが、自分自身へと問いかけながら読み進めることで、
これまで意識下にあった内面を発見できるのではないでしょうか。
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ユング的解釈。(2007-04-27)ユング心理学派の日本の第一人者、河合隼雄さんのグリム童話の解釈です。もう、何度も読み返すくらいおもしろい著作だと思います。トリックスターとかグレートマザーとか父性母性とか、グリムのお話に沿ってわかりやすく説明してくれていて、昔話をこういう風に解釈することができるんだと知ると同時に、昔話の奥深さを実感させられました。ただ普通に読んでいても、うまく飲み込めないところがあっただろうし、そういう意味ではこういった解釈をしてもらえることでより昔話の狙いを把握することが出来ると思います。日本の昔話の解釈については、岩波現代文庫の『昔話と日本人の心』や朝日文庫の『おはなしの知恵』なんかもおすすめです。
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無意識と意識の架け橋(2003-11-13)本書の始まり、第1章・第1節のタイトルは「昔話には魂がこめられている」。なんでそんなことがいえるのか、と冒頭から疑問を感じたけれども、著者はユング派の立場から、人間の心の普遍性<普遍的無意識・元型>につながるものが、多くの人に受け入れられ、時代を超えて存在し続けるのだ、というふうに説明する。 ここで読み解かれるのは、『ヘンデルとグレーテル』や『いばら姫』、『黄金の鳥』などグリム童話数篇。グレートマザーや、アニマ、トリックスターといった元型の概念を用いた読み解きのほか、物語に出てくる数字の意味なども説明されている。 読み終わる頃には、例えば村上春樹の作品なんかも、バラバラになるまで解釈してみたくなってくるのだけれど、それを見越してか、著者は昔話の読み解きを始める前に、フォン・フランツの言葉を引用している。「いかなる昔話の解釈もその昔話以上に出ることはできないのである」。
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