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暴力を描きつつそれを超えるものを提示(2008-10-26)美しい雪山の中で、、酸鼻を極める闘いが続く。
クヌート王子は、実父と天なる父(神)の
双方への絶望と断念、そして人間の心に愛が
不可能なことへの怒り、嫌悪と諦念の中
王としての覚醒を迎えた。
ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」の
絶望の只中でのアレクセイの覚醒を思わせる。
トルフィン、アシェラッド、トルケルの物語は
王子を中心に、今後全く新しい次元に展開の予感。
絶望と暴力を主題にした凄惨な漫画は多いが、
それに正面から答えを提示している稀有な例。
幸村誠は「愛」という言葉で、意識の拡大、ある種の
悟り(?)を描いているようだ。
前作「プラネテス」も主題は通低しているので要参照。
(4巻PHASE.18 グスコーブドリのように など)
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愛と言う最果て、闘争と言う救済(2008-09-25)愛とはなんだろうか?と長年疑問に思っている。
その割には私自身、愛と言う言葉をよく使う。
単純に「好き」という意味で。
私だけでなくマスメディアでも「愛」の大安売りで、それさえ言えば全て片付いてしまうほどである。
だがしかし、実生活で愛に遭遇しているかといえば、よく判らない。
常に私たちは条件付の愛と付き合っている。
恋人や夫婦間の愛はもちろん、親子の間でだってそうだ。
ましてや赤の他人との間など…。
そのように手前勝手で強欲な感情の捌け口を私達は陶酔とともに「愛」と言うのだ。
あるいは何らかの取引として耐えざるを得ない状況を自らに納得させるために「愛」と言ってみるのだ。
そして、いつも「愛」には陶酔がついて回る。
しかし、本作で遂に語られる「愛」とは、そのようなものではなかった。
陶酔を寄せ付けない厳寒の地平であった。
私はその事に納得し、安らいだ。
私はもう、「愛」に悩まされずとも良いのだ。
自らの冷血ささえ許すことが出来る。
この物語は、遠い昔のヴァイキングの話しでありながら、現代に暮らす私達の物語でもある。
最果ての地で、自由競争の名の下に、差別と闘争を繰り返す私たちの物語だ。
大槻ケンヂじゃないが『戦え。何を?人生を!』と言う訳だ。
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上手く説明できないけど何度も読み返す面白さがある(2008-07-14)六巻単体だと起承転結の転が無いのだけども、読み終わってから充実感があり面白かった。六巻はどこがどう面白いのか上手く説明できないけど何度も読み返す魅力がある。当然次巻も購入決定。
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クヌート王子の覚醒!(2008-07-05)
トルケルとの決闘から、クヌート王子がアシェラッドとトルケルを従えて始動するまでのお話です。ヴィンランド・サガの大きなターニングポイントといっても良いでしょう。
特にクヌート王子が覚醒する場面はとっても良かった。王子の選択は潔いなと思いました。
アシェラッドの知略とトルケルの武、そしてそこに主人公トルフィンがどうからんで行くのか楽しみです。
歴史上の結末は知っているけど、このクヌート覚醒の場面を読んで幸村先生の味付けでどうなるか期待せずにはおれません。是非最後まで描ききっていただきたいです。
トルケルの回想に出てくるトールズは相変わらず強すぎですね。 「ヨーム極北真拳」の存在もあながち嘘ではないかも(笑)。
物語が大きく動き始めた本巻は必読です。
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この先も楽しみ(2008-07-01)衝撃的な愛の定義に王の目覚め、決闘の決着。
この巻で物語が大きく動き始め、まさに見所満載といった感じです。
クヌートがこれから何をしていくのか?見届けずにはいられない、この先が本当に楽しみです。
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