
平均評価: 4.5 / 5件のユーザーレビューがあります
3人中1人がこのレビューを参考になったと投票しています
どれだけの人が、(2008-02-22)このぼくらののルールを知った上で、
現実と向き合っていけるだろうか?
一概に加古の行動は至極当然だと思う
死ぬとわかってても…戦えるだろうか?
凄く考えさせらる作品です
8人中7人がこのレビューを参考になったと投票しています
踏みにじられた代償(2007-11-09)前巻の2人が自己犠牲のもとにある程度の「満足」をともなって死んでいったのに対して、この巻の主役であるカコとチズは自らの欲望(というよりも怨嗟)を果たすためにジアースに乗る。
とくにチズのエピソードをどう受け取ったらよいものやら……。「ぼくらの」に出てくる子どもたちは、理由はよくわからないが、とにかく地球のために戦わなければならない。はっきりいって自分たちはコマに過ぎないことも承知している。それでも、自分たちが生きてきた意味を見つけようとしている。ただ、死ぬだけのために。
チズの行動は確かに暴走だが、そんな重すぎるものを背負わされてしまった彼女を、止める権利が大人にあるのだろうか?散々身勝手な大人たちに弄ばれて、最後は地球のためにコマとなって死ななければならない。チズを止めようとする大人たちも、チズを陵辱した大人たちと本質的には変わらない。止めたところでどうするのか?代わりにジアースを操縦するパイロットが必要になるだけである。マジメに戦えと言っても、それは「死ね」と言っているに等しい。チズがやっていることは当然正しいことではないが、だからといって彼女に語りかけるべき言葉を、われわれ大人は持ち得ないのだ。このことが、計り知れない憂鬱となって、読んでいる自分に降りかかってきた。
そして、チズの「生」のラストへ捧げられるあまりに残酷な事実。彼女はどんな答えを出すのだろうか。
14人中5人がこのレビューを参考になったと投票しています
良くも悪くも鬼頭節を押し出した巻。(2007-08-05)2巻がとてもお涙頂戴でファミリーな話だったのに対し、
こちらはリアルで陰湿な学生の裏話を見せられている感じでした。
カコとチズはこの巻のせいで「ぼくらの」メンバーで最も好きになれないキャラになってしまいました。
特にチズ・・・なんて人なんだ・・・残忍すぎるよ・・・
平然と大量の人殺しをしてのけるようになってしまうほど、中学生の心って崩れやすいのでしょうか。
作者の鋭利な意図が見え隠れします。
16人中11人がこのレビューを参考になったと投票しています
人生いろいろ(2007-02-14)第3巻に登場するのは、加古功君と本田千鶴さんの2名。それぞれ5番目と?番目のジアース・パイロットである。
第2巻からの傾向なのだけど、究極の自己犠牲の代償として当然得られるべきであるカタルシスが得られなかった。加古君にいたっては、「可愛そう」なのだけど「自業自得」みたいな感じになっている。本田さんの場合は公私混同および付随被害が大きい点は気がかりだが、方向性というか概ね同情の余地ありではある。いずれにしても、未だ(大人に比べて)未熟な彼らに背負わせる物がしては、あまりに大きいことが印象的だ。
普通なら読むのを忌避するところだけど、なぜだか不思議に引きつけるものを持っている作品である。面白いと書くのは不適当かもしれないが、興味深いのは事実なのだ。未読の方には、おすすめの作品です。
今巻から参加した大人たちの存在は、良い意味で秩序を形成するに至っている。後ろからどやしつけるタイプではなく、彼らと同じ視線が良いのだと思う。それに彼らの自己犠牲に心を痛める様子も印象深い。
26人中17人がこのレビューを参考になったと投票しています
予想を上回るはじけっぷり(2005-07-02)「なるたる」からの鬼頭 莫宏ファンならば、先生と女生徒が登場した時点で( ̄ー ̄)ニヤリとしたでしょうが、その後の展開がやばすぎるw気持ちはわかる、気持ちはわかるがそこまでやってはいかんだろ!
と突っ込みたくなる後半。胸に残るのは爽快感と罪悪感が入り混じったどろどろとした物。
人生に疲れている人にはお薦めできません。
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