さくらん [DVD]

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Amazon.co.jpのレビュー

   演出家・蜷川幸雄の娘で、写真家として有名な蜷川実花が初監督に挑戦。原作は安野モヨコ、脚本はタナダユキ、音楽は椎名林檎と、ガールズパワーが結集された1作だ。舞台は江戸の吉原。遊郭「玉菊屋」に連れて来られた少女が「きよ葉」と名づけられ、成長して吉原でもトップの花魁「日暮」となるまでを描く。大門の上に金魚が泳ぐ水槽が飾られるなど、吉原や遊郭内の美術が斬新でカラフル。金魚や花がふんだんに使われ、時代劇とは思えない遊び心に満ちたビジュアルが、物語にぴたりと合っている。
   きよ葉を演じる土屋アンナの豪快な演技が楽しい。つねに“マイ・ウェイ”で突き進み、先輩の花魁に臆することもないし、気に入らない同僚の遊女には跳び蹴りまでくらわす。強気な彼女がチラリと本音を出す瞬間、観ているこちらも胸が締めつけられるのだ。アンナに負けじと、菅野美穂、木村佳乃らの大胆なラブシーンにも驚くばかり。女優陣のヌードはあっけらかんととらえる一方で、安藤政信ら男優陣を見つめる映像は、妙に艶っぽくて、女性監督らしい視線が感じられる。(斉藤博昭)
 

ユーザーによる口コミ・評価

平均評価: 3.0 / 80件のユーザーレビューがあります

評価: 2 目がチカチカする(2009-07-01)

蜷川さんの鮮やかな色彩は1シーン1シーン良いなと思うのですが、
動かない所を映像として連続で見ると目に残像が残ってしまい、目がつらくなります。
動いてる映像も色のコントラストの強さでやはりつらい。
そのため後半あたりからは物語に集中できませんでした。
菅野美穂の体を張った演技には魅了されましたが…。
色彩のインパクトが強くて、全体的に映画というよりPVを見てるような印象でした。

評価: 2 映像美はいいけれど……。(2009-06-27)

 蜷川実花×椎名林檎ということで期待して観ました。(大変失礼ながら、タナダユキさんは存じ上げませんでした)
 感想としては……いまいちというのが正直なところ。映画館で観ましたが、レディースデイに観て正解でした。1000円ならいいけど、1800円出すには惜しい映画です。

 蜷川実花さんの独特の映像美はさすがといったところ。大門の上の金魚は、映画全体のイメージをまとめているようで良かったです。
 ただ、蜷川さんが撮られた写真をプリントしたという着物は吉原の花魁にあるまじき安っぽさ。
 話題性や製作費の問題もあるのでしょうが、「吉原の花魁」の格を出してほしかったです。

 また、タナダユキさんのシナリオが個人的に好きではありませんでした。
 原作で描かれていた菅野美穂演じる粧ひの意地の悪さがなく、ただの「いい人」になっていたのが残念で。
 中でも一番ガッカリしたのはラスト。一見、ほんわかハッピーエンドですが、当時の吉原の状況を考えると、足抜けした遊女と共に逃げた番頭が笑いながら桜を見る余裕があるはずがないでしょう! 猛烈な追手がかかって、逃げるのに必死になるはずです。

 椎名林檎の音楽は、雰囲気にマッチしていて良かったですが、すべて新曲ではなかったのが残念でした。
 

評価: 3 まあまあ(2009-05-29)

五社英雄の吉原炎上のファンです。レビューを見てたから全く期待しないで観たんだけど話はまあまあだったかな。しかし土屋アンナと美波の顔に遊女姿は違和感あるなあ。今時の若手女優に花魁が似合う人っていないよね。やはり吉原炎上の名取裕子は凄かった!あとは蜷川さんの映像は私の好みではなかった。酔いそうな色使いで(-o-;)

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評価: 4 和製「SAYURI」は星3つ。だけどチャレンジは買うのでプラス1。(2009-04-25)

芸者と花魁の差こそあれ、本作は「SAYURI」と比べられることが多い。ロブ・マーシャルの描くタッチのほうが、より和風に見えるほど、この作品は刺激的だ。ポップでサブカル的な蜷川監督の演出は、正直作品としてはつらいかな、と思うが、観たこともない世界観を邦画で表現したことは評価すべきだろう。ソフィア・コッポラっぽい、という話もよく聞くが、そりゃ撮影監督が石坂拓郎だから、無理もないだろう(ロスト・イン・トランスレーションで組んでいるからね)。ガーリー・ムービーというよりは、蜷川+タナダユキ+椎名林檎の「味」が集約された映画である。男優陣も豪華だし。何よりも、最近の若手監督にありがちな「VFX大全」みたいな作風じゃないのがよい。ほぼ日活撮影所のセットで撮り上げているので、活動写真の匂いがするのだ。これでチンケな美術だったら、最後まで観ていなかっただろうが(笑)、原色の色使いも強烈なセットや、金魚の使い方など、周りの素晴らしいスタッフが本作をカルト作に昇華させた。星は3つだが、蜷川組のチャレンジに+1つ。

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評価: 4 「赤」い映画(2009-04-09)

原作のマンガは見ていませんが、パッケージに惹かれて観てみました。
気持ちR15指定くらいの映画です。

物語の最初の方でサクラの花の下りがあるのですが、
それでほぼラストが想像できるところがわかりやすいと言えばわかりやすい。

映像美と書かいている方もいらっしゃいますが、
物語もしっかりしていると思います。
単純といえば単純ですが、観ていて飽きることはありません。

映画全体が「赤」といった印象。
花・着物・金魚・血、とにかく「赤」です。
情熱というかエロスというか、この色にひとつのテーマのようなものを感じました。

土屋アンナを許せるか許せないかで評価が分かれると思います。
私には、土屋アンナ×椎名林檎の雰囲気はこれはこれでまとまっていて、
評価に値する、と感じました。

最初にも書きましたが、子供と一緒に観るのだけは避けたい作品。
特に中学生の男子のいるご家庭は、色々な意味で控えましょう。
若い女性には比較的すんなり溶け込めそうな作品ではないでしょうか。