
平均評価: 4.5 / 11件のユーザーレビューがあります
枯淡の傑作(2008-11-22)スタジオアルバムとしては「アイム・アライヴ」以来の傑作だ。
ボーナストラックを除く全10曲、充分に抑制の利いた思慮深いナンバーが並ぶ。抑制が利きすぎて「地味」と受け取られかねない程に。
ここでは、かつてのジャクソン・サウンドを形作っていた、ヴォーカル以上に心情を伝えきってしまう(笑)多弁なスライドも、叙情を一手に引き受けるオルガンの音色もない。あるにせよ、ずっと慎ましく控えめなものだ。そこが、いい。
特に優れているのが8曲目「ライヴ・ヌード・キャバレー」。もともとエロスやセクシュアリティに関わる表現はほとんどしない人だったのだが、ここでは第一ヴァースを日常レベルの下世話なエロ描写(笑)で食いつかせておきながら、最終ヴァースでは、とんでもない高度なリリックに昇華させている。
このように作家としての優秀さを遺憾なく発揮しつつも、還暦でありながらソングライターとして尚も成長の途上にあることを示してみせるのだ。
ジャクソンは常にそうだが、このアルバムは特に、時の経過に耐えうる傑作である。
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いろいろ意見はありますが・・・・(2008-10-26)10代の時に「愛の使者」がヒットしていましたが、単なるヒット曲としか捕らえておらず、その後新譜が出ても関心がありませんでした。なぜこの人がこんなに評価が高いのかがわからなかったのです。40代になってたまたま手にした「ファースト」が心にしみるものがあり、「アコースティック」で完全にはまり、70年代のを3枚買いました。そこにきてこの新譜です。古くからのファンはきっと物足りないのでしょうか。星2つのご意見も・・・・。ここ1、2年、大ベテラン、スティーヴ ウインウッドやキャロル キング、カーラ ボノフ、いろいろ聴いていますがこの新譜を聴いて単なる懐メロアーティストにならない力量は感じられる秀作と思いました。これらのミュージシャンの影響を受けたcdは沢山ありますがまだまだ学ぶことが多いcdと感じています。シンプルなサウンドやバックミュージシャンの手堅い演奏、あたりまえのことをきちんとやっていないベテランもいるなかでまだまだいけると思います。一流ミュージシャンをそろえてもがっかりさせられるcdが多いので。個人的には1,2,7が好きです。一応洋楽を30年ほど聴いている人間なので良し悪しはわかるつもりです。新譜が出るたび70年代と比較するのはちょっとちがうかも。彼らしさがでていればそれでいいんじゃないかなあ。彼も我々と同じ「今」を生きているのですから。アメリカの評判はどうなのかな。
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最高じゃないか(2008-10-15)僕は中学生の時に武道館でライブ観て以来ずっとファンだが、最高のアルバムじゃないか。
これはいわゆるスルメだよ!何回も聴いて欲しい。名盤だよ。ジャクソンブラウンのファンなら解ると思ってた。批判的なコメントにビックリ!繊細なメロディラインの紡ぎ方に何度も
涙した。毎日聞いても飽きない。名盤です。
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いいぞジャクソン!(2008-10-08)6年ぶりのオリジナル・アルバム。
最近のソロ・アコースティックが好評なこともあってのことか
ジャクソンも過剰な演奏を控えて、
じっくり聞き込めるような音作りをしたのではないでしょうか。
前作、前々作で聞かれたような大仰なギターソロは聞かれず、
個人的にはそこもとても良かったです。
また、ライブを地道に続けている彼の喉は衰え知らずです。
確かにメロディーのキャッチーさには欠けるかもしれません。
しかし購入してからというもの、10回以上通して聞いても、
飽きずに聞けています。
前作のnaked ride homeも佳作だったと思っていますが、
今作のほうがアレンジが聞きやすいため、
全体のできとしては上なのではと思います。
政治的なメッセージは、アルバムには必要ないと断言するファンのかたもありますが、
今作もジャクソンなりのバランス感覚で収められていますから、
かえっていいメリハリになっているように思います。
今も現役で、自分の伝えたいことを大切に紡ぎ、
また古くからのファンも大切にサービス精神も忘れない。
ジャクソンは自分のレーベルから発信できるようになってからというもの、
ますますアクセル全開です。
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近作の中ではまだ『マシ』、それでも退屈(2008-10-08)むさくるしいジャケット写真を見て驚愕、当初は購入見送りのつもりでしたが、日本盤にはD・リンドレーとのボーナストラックが入っていることを知って購入。
ジャクソンくんのこの10年くらいの作品が悉く不振なのは「演奏が平凡」、「曲が退屈」だからだと思いますが、少なくとも演奏は多少よくなりました。特に女性コーラスを入れたのは変化があってよかった(それでも、かってのR・バトラーなどには及びもつきませんが)。楽曲のほうは最近の中では多少はマシ、というレベルで、光るような曲はありませんでした。ブッシュ政権への抗議や拝金主義への抗議といったジャクソンくんのメッセージは判るんだけど、音楽自体に力がないと、説得力がないんですよね。結局、この10年の作品の中ではベストだが、やっぱ退屈、という感じでしょうか。ボーナストラックについている30年前の曲が一番良いというのは聞いているほうも悲しいものです。
で、肝心のボーナストラック。せっかくの名曲でも演奏が×。バックに安っぽいリズムボックス?が入っているんです。相変わらずD・リンドレーのギターはすばらしいのに、殆どぶち壊しに近いものがありました。ジャクソンくんの歌声も伸びがないばかりか、何か生気がない。期待していた分だけ、がっくり、来ました。
年老いて益々盛んのニール・ヤングを見習って、ジャクソンくんもがんばってほしいなあ。
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